冬らしく寒い、12月17日に3回目のこども会議を実施しました。
もうだいぶ慣れてきて、荷物を置いたら「名前書くんやろ?」と、段取りを覚えている子どもたち。
ホワイトボードには、前回途中まで絞ったお店の名前が書いてある紙が貼ってあったので、それを眺めながら、「あれとあれは似てるよなぁ。」「あ、よかった、これはまだ残ってた!」と、友だちやスタッフと話し合う姿が見られました。
「こんにちは!」と元気に挨拶をして、今日もゲームから始まります。
今日のゲームは「5人でじゃんけん」。
5人でチームをつくって、その5人を指に見立ててじゃんけんをします。
グーは全員座る、チョキは2人だけ立つ、パーは全員立つというルールです。
最初は練習で、スタッフチームに勝てるかどうか、やってみます。
「最初はグー、じゃんけんぽん!」
その次は、子ども同士の2チームでじゃんけんをしました。
じゃんけんの前に、何を出すか決める作戦会議をしたのですが、どのチームも作戦をしっかり練ってからじゃんけんをしていました。
それから、前回のふりかえり動画を見て、何をしたのか、思い出します。
1ヶ月半くらい開いたので、「あ〜こんなんやったなぁ。」と、思い出しながら見る子どもたち。その顔は真剣そのものです。
そして、番外編だった大谷大学の学祭での体験を共有して、今日のメインプログラムである、お店の決定と、店長さんの決定に移っていきます。
まずは、ホワイトボードに貼ってある紙を見ながら、近いものを同じにして、20個に絞っていきます。
「映画と劇場は一緒?違う?」「病院と薬局は同じところでできるよね。」と、どんどん数が絞られていきます。
だいたい20店舗になったところで、全員で見回しながら、本当にこれでいいのか、検討し、結果、3月4日の本番で出す20店舗が決まりました。
決まった20店舗は、
病院 デパート 美容室 アクセサリー・めがね屋 雑貨屋 マッサージ屋 学校 家具・時計屋 コンビニ ゲーム ミシン体験屋 レストラン 区役所 おもちゃ屋 銀行 警察所 映画 ハローワーク 郵便局 お化け屋敷
です。このお店で、どんなまちができるのかワクワクしてきました!
続いて、その20店舗の店長さんを決めていきます。
希望通りのお店に入れた人と、そうではない人が出てきましたが、それぞれなりに、自分のお店として受け止めてくれたようです。
「このお店で、こんなことやってもいいの?」と、いろんなアイデアを話してくれた人がたくさんいて、聞いていたこちらまでうれしくなりました。
ガラッと変わって、次は、まちのコンセプトを考えました。
まずはウォーミングアップで、「こんなまちはイヤだ!」をピンク色の付箋に書いていきます。
「きたないまち」「犯罪が多いまち」…と、住みたくないまちがどんどん出てきます。
続いて、それを反対にして、「きれいなまち」「犯罪がないまち」と、住みたいまちを黄色い付箋に書いていきます。
2〜4人でグループになって、住みたいまちを「自然と文化のまち北区」のように、短い言葉でまとめていくと、大人顔負けのすてきなコンセプトがたくさん出てきました。
挙がってきた案のなかから、多数決で「人と環境を大切にするまち」が1位に。ほとんど同列2位だった2つの候補のなかから、「幸せ」という単語を入れて、「人と環境を大切にする幸せなまち」に決まりました!
最後に、今日のふりかえり動画を見て終了しました。
次回までに、それぞれのお店で必要な役割と物、そして、お客さんにどうなってほしいかを考えてくるという宿題を出したのですが、帰りながら構想を話す姿が見られ、やる気満々の様子が伝わってきました。
第3回こどもかいぎの活動を記録した、振り返りムービーはこちらから。
次回は1月14日(土)に北区役所で、お店の内容を具体化していきます。