3月11日に、北区こどものまちのふりかえりを実施しました。

こどものまちの当日から、ちょうど1週間。まだ余韻を感じながらのスタートです。

今日は色を使ってのふりかえりをするので、机の上には折り紙のメダルがたくさん置いてあります。

「折り紙ある〜?」という声が聞こえてきたので、残っていた分を出すと、次から次へと作品が作られていきました。同じメダルをつくる人、難しそうな物をつくっている人もいます。

始めに、いつものように、ふりかえり動画をみんなで鑑賞します。

当日の熱気を思い出してから、今日の活動が始まります。

まずは、色を使う練習から。

「好きな色はどの色?」「自分らしい色は?」と聞くと、すぐに1つの色を選ぶ人、なかなか決められない人、それぞれ1つずつメダルを取っていきます。

選んだ人からペアになって、どうしてその色を選んだのか、理由を話し合います。

「好きなもんは好きやから」「なんとなく」と、言葉にできないものを言葉にする難しさを感じながら、「明るい色が好き」「この色の服をよく着ている」など、言葉を紡いでいきます。

練習が終わって、いよいよ本番。

「こどものまちはどの色?」

「来ると思ったー!」と言いながら、これは練習以上に選ぶ時間に差が出ます。

「みんな明るかったからオレンジ」「風みたいにすばやく過ぎたから黄緑」など、それぞれなりの選び方をしてくれました。

せっかくなので、これはワークシートに記入していきます。

「こどものまちで一番楽しかったことは?」「難しかったことや工夫したことは?」「来年もやるとしたら挑戦してみたいことは?」

当日を思い出しながら、どんどん書いていきます。

一番楽しかったことは、「働けたこと」「お客さんに喜んでもらえたこと」「自分のお店をやめて他のお店で働いたこと」「買い物をしたこと」。

難しかったことや工夫したことは、「お客さんが来なかったこと」「人がたくさん来たこと」「当日来た人に店でやることを伝えるのが難しかった」「レシートを出すところを本物と同じようにするところを工夫したこと」。

来年もやるとしたら、「また同じお店で働きたい」「今度はレストランで調理をしたい」「知らない人ともっとしゃべってみたい」「もっとドキをためる!」など、たくさん書いてくれました。

次に、全員で大きな円になって、こどものまちの感想を一言ずつ言っていきます。

「いろいろな仕事ができて楽しかったです。」「他の学校の人とも話せておもしろかったです。」

自分の言葉を探しながら、しっかり話してくれました。

そして、改めてテーブルに戻って、こどものまちでの「ありがとう」をメダルに書いて交換しました。

「お店を手伝ってくれてありがとう」

「いっしょに作ってくれてありがとう」

たくさんのありがとうが手渡されていきました。

来年やりたいことを改めて聞いてみると、

「もっとブースを広くしてほしい」

「もっと長い時間やりたい」

「副業したい」

など、来年の枠組みの元となるような意見もたくさん出てきました。

最後に、今日のふりかえり動画を見て、今年度のこどものまちのふりかえりを終えました。

こども会議で半年間にわたって活動してきたことが、何かの形で子どもたちの中に残ってくれたら、これほどうれしいことはありません。

(報告:うっちー)